2022年活動報告

2022年10月16日(日)大原戸寺~鞍馬
[第5コース/テーマ:山の地図②]

第5コース 実習登山報告

10月16日(日) 天気:晴れ 雨予報は夕方以降で実習中は問題なさそうである。

2回目とはいえ、『読図』の理解を更に深めてもらうという観点から、1班5~6名の7班体制で出発する。

戸寺交差点から坂を下りた農道交差でまず整置、南に電波塔、建物がある四明岳を確認、1/25000地形図『大原』では、比叡山は表記されておらず、『京都東北部』と重ね合わせて使用が必要と実際に地形図を重ね合わせ説明。

河原へ移動し、1/25000地形図を使い山座同定。正面の3連続ピーク、金毘羅山→ピーク→翠黛山から延びる尾根のピーク(翠黛山頂は隠れていて見えない)、焼杉山、蓬莱山など。

ここからは、配布地形図に従い、地形を意識しながら歩くことを説明し、受講者さんに先に歩いてもらう。

江文峠では九十九折は何故あるのか、県道が近くに通っており、車の音の強弱で現在位置の推定に役立つことなどを説明。

江文峠より下り、『課題1』5つの谷の特定を行う、

谷③→谷④間、谷④→谷⑤間の尾根の先が二股に分かれており、ここを谷と思われた場面があった。

県道を潜るトンネルでは、徒歩道で見るとトンネル?、県道で見ると橋?どっちという質問に、紙ベースの縮尺では表現されておらず、スマホに入れてある1/25000地形図を超拡大、トンネル記号が表記されており、トンネルで全員納得。

三角点215で行う『課題2』の準備として、トンネルより先、地形、地図記号を元に前だけでなく左右後ろを見ながら、課題の尾根を推定しつつ進む。三角点215では全員戸惑うことなく、課題を確認することができ、静原橋手前で後ろを振り返ると、地点A、Bが繋がって見える、隠れていた金毘羅山頂が左に見え、少し動くだけで山の形が変わって見えることを実感してもらえた。

静原児童公園で昼食休憩。

休憩後、進みつつ、地点C落ち込みの土崖、箕ノ裏ヶ岳の山座同定、尾根の確認、後ろを振り返り金毘羅山の確認をし、山の形が更に変わっていることを見てもらった。

薬王坂、竜王岳と登っていく、竜王岳山頂では、鞍馬寺前面の木が成長しており、以前より全貌が見えにくくなったのが少し残念。

山座同定に興味が深まったようで、鞍馬寺の上が鞍馬山頂か?、貴船山は?など質問があり1/25000地形図で確認。

下山後、「良く分りました」と言って頂き、1/25000地形図にも興味を持って貰えよかったと思います。

 

1班コースタイム 

戸寺薬師堂前広場9:15 → 道標29 10:00 → 江文峠 10:20 → 215三角点 11:25 11:55 静原児童公園 12:30 →薬王坂鞍部 13:25 → 竜王岳山頂 14:00 →八幡宮横広場 14:50

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