2021年活動報告

2021年11月21日(日)大原戸寺~鞍馬
[第5コース/テーマ:山の地図(Ⅱ)]

                              

【第5コース実習登山報告】

11月21日、天気晴れ、風もなく絶好の登山日和、戸寺「薬師堂」前に集合。

生徒33名、スタッフ13名、6班体制で第4回実習に引き続き、読図メインの講習となった。

 スタート前に整地を行い前回の復習から始める。山座同定で金比羅山、翠黛山を確認する。本日の講習では生徒さんに先頭を歩いてもらい地図を頼りにルートを選択してもらう。二人一組で相談しながら道を進む。今までとは勝手が異なり一つ一つ道を確かめながら歩くので景色を楽しんだり、会話を楽しむ余裕が無さそうであった。 先頭を歩く生徒さん以外にもいろんな質問が飛んでくるのでのんびりしてる余裕はない。

 地図と実際の地形を見比べながら等高線がなぜこのような曲線で描かれているのかを肌感覚として感じてもらう。先読みをしながらどんな地形が次に現れるのかを全員で意見を出し合い、次のポイントへと向かう。予測通りの地形が出現したとき、「なるほど」と感じる瞬間であり地図が少しわかり始めて楽しくなり始める時でもある。 江文神社の手前の分岐で今度はコンパスに方角を覚えさせる、コンパス1..3を体験する。なぜ自分が進むべき方角をコンパスが指し示すのか、不思議である。 昔、登山学校の生徒だったときに感動したことと、理屈を理解しようと必死になったことを思い出した。

 このコースには市街地の三角点が二ヶ所あり、これを探し当てるのも読図の力を向上させてくれる。意外と発見するのにてこずるが、今日は時間もたっぷりあるので探し当ててもらうまで頑張ってもらった。 三角点は山の山頂だけにあるものではなく、畦道、学校の中、遊園地、住宅地、私有地、等々、いろんなところに存在する。

 最後の登りに竜王岳へと向かう、トレイルコースは外れるが鞍馬寺を眺める絶好のポイントに立ち寄る。 山頂には倒木があり大きく迂回させられ方向感覚が狂わされる。ここで改めてコンパス1..3の登場である。進むべき道を指し示すプレートコンパスに驚きの声が上がる。

 今日はコンディションも良く、読図に専念することができ有意義な実習となった。次回以降も読図はついてくるので少しでも理解して好きになってもらいたい。(M.I)

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