2021年9月5日(日)蹴上から大文字山頂・銀閣寺
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【コース記録】 緊急事態宣言下での実習登山になったが、「スポーツ庁」及び「日本山岳・スポーツクライミング協会」のガイドラインに基づき、参加者各自が感染防止対策を徹底するというルールの下に実施した。参加を予定されていた方の中には、不安を感じてキャンセルされた方もあったが、28名の参加者と11名のスタッフ、当日参加の京都府山岳連盟湯浅会長を含め、計40名の参加となる。 本コースからは自分の体力に応じた班編制をし、1班4~5人ずつのゆったりこぢんまりとしたグループで、蹴上をスタートした。 今回のテーマは山の歩き方とトレッキングポールの使用体験。 「日向大神宮」から登山道に入るとすぐに木の根道が続く。うっかり脚をかけると滑って転倒したり足をくじいたりする原因となる木の根。しかも、前日までの雨で湿っている。足を引っ掛けないよう、足の置き場所を選びながら進む。 「七福思案処」からは、歩行ペース、呼吸などに十分意識しながら上り坂の山道を歩く。 所々に岩の露出した道や粘土質の滑りやすい道を通るが、前屈みにならないよう、靴底全体で足を置くようにして、小股で注意して登ることを実践する。 標識43-2を過ぎた林道広場では、トレッキングポールの使用方法を説明し、歩行を補助する道具として、スタッフのポールを使って体験をしてもらう。 山頂(465.4m)では三角点を確認し、昼食休憩をとる。久々の好天気だったので愛宕山や西山の山並みの眺望も良く、多くの登山者やファミリーで賑わっていた。 山頂からの下りは、登りと同じく靴底全体で足を置き、姿勢が後傾にならないように意識して小股でゆっくり下ることを実践する。 この日は、蹴上の登りから下山の八神社まで多くの登山者とすれ違った。追い越しもあった。その都度、道を譲ったり譲られたり、お互いを思いやる山のマナーも学んだ。 下山後、八神社で湯浅会長の挨拶があった。 「登山学校で登山に必要な正しい知識を学び、確かな技術を身に付け、自分で計画して山に登る自立した登山者に育ってほしい。」
《時間記録》 田邊朔郎像前広場(9:15出発)~大文字山山頂(12:00~12:30)~八神社(14:00下山) 作成 R. I |
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