こちらは2019年の活動記録です

「登山学校・基本コース」
 第7回[第7コース/テーマ:アクシデントに備えて]
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沢ノ池で

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三角筋を使った応急処置をみんなで学ぶ

 数日前からの天気予報がすぐれなかったせいか直前の不参加が11名となり、生徒39名とスタッフ18名でスタートする。確かに1週間前の予報では「やや強い雨」(10〜20mm)の予報で心配だったが、シベリア高気圧が徐々に南へ張り出して前日の予報は「まず雨は降らない」と思われた。
 参加人数は減ったが、予定どおり6班の体制でスタート。白雲橋までは、対向車に注意しながら一列で進む。今回も「読図」中心の登山なので、標識88から生徒さん2〜3人で交代しながら地図を先読みして進む。福ヶ谷林道では、沢・二俣、右岸・左岸を確認しながら標識85の分岐まで進む。この分岐は次に進むべき登山道が判りにくい。進むべき方角や「急坂」を登るという先読みで正しいルートを確認した。
 登り切るとなだらかな尾根歩きとなり、標識84では「1,2,3」による正しい進路の確認。標識 83辺りで「整置」による北側のピークの確認を行った。また、仏栗峠で再度「1,2,3」で進路を確認したのち沢ノ池に到着。ここで昼食休憩となる。この頃には青空が見え始め、風もなくこの時期としては暖かいひとときになった。
 昼食後は「三角巾による足首固定」による応急処置の実習を行った。スタッフによる実演のあと、生徒さんが交互に取り組んだが、やはり「本結び」に苦戦。しかし、できたときの満足感は大きかったようである。全員で集合写真を撮って、上ノ水峠へ向けて出発。
 標識79〜76は途中に崩落があり通れないので、迂回路の東海自然歩道を大回りして、上ノ水峠に到着。この間も沢の出合を地形図で確認しながら「読図」を行った。標識71と70の分岐では、コンパスで正しい進路を確認し、標識68の京見峠へ無事到着した。
 長坂越の分岐まで車の往来に注意しながら車道を進む。第7コースの終着点(千束)への長い下りで、脚の不調を訴える方が出ないか心配したが、杞憂に終わった。全員無事に時間どおり千束へ到着し、尾松校長の講評のあと解散した。(H.M)


《時間記録》  栂ノ尾バス停(9:45)〜白雲橋(9:50)〜標識85(10:40)〜沢ノ池(11:45〜12:50)〜上ノ水峠(13:30)〜標識68(14:40)〜千束(15:25)
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