こちらは2018年の活動記録です

「登山学校・基本コース」
 第5回[第5コース/テーマ:山の自然を楽しむ]
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第5回の参加者(班ごとに撮影。静原神社で)

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左=高野川畔から比良を望む  右=鞍馬寺(竜王岳から)

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大原戸寺町に集合

 久々の登山日和。暑くもなく、寒くもなく、強風もなく絶好のハイキング日和となった。
 本来の第4コースの解散地点である戸寺薬師堂前広場でスタッフは9:00に集合。コース変更の確認、担当班分けの見直し、特別班の学習内容の確認など出発前の準備を行う。
 9:47、1班より順次スタート。今回も6班体制で総勢67名。
 高野川に架かる元井出橋で整置し、山座同定を行う。南方に前回通った四明岳、本来登るはずであった横高山・水井山。北を向けば金毘羅山・翆黛山・焼杉山。さらに、北方に比良山系の山もよく見える。
 江文神社に到着すると、台風の被害が神社の建物にも傷跡を残していた。修理は多分だいぶ先のことになるのだろうか?トイレ休憩とともに、スタッフの田畑から江文神社と江文峠の物語を聞く。
 峠を越えれば、今回のコースの読図上の重要なポイントにやってくる。500mほどの道沿いに、尾根と谷が交互に現れる独特な地形である。一つ一つの傾斜、幅、方向、間隔などを地形図と見比べて細かい読図を行う。
 見通しの効く盆地に出てくると、トレイルコースを少し離れて三角点を探しに寄り道をする。地形図上の三角点の位置を探してもなかなか見つからない。大比叡の一等三角点とは比べものにならない貧相な白い杭があるのみ。ここから西を向くと、手前には亀の頭のような変わった形の小山とその向こうにはこれから向かう竜王岳の稜線が見える。
 静原神社横の児童公園で昼食のあと薬王坂へと向かう。地形図から先読みする登りの角度と、実際の急登はだいぶ誤差があるように感じる。横高山・水井山を経験してない方にとっては初めての急登か?この辺りのコ−ス周辺にも台風被害の倒木が見られるが、事前の作業で通行にはほとんど差し障りがないようになっている。だが、多くの折れた枝や岩片が散乱していて歩きにくい。
 薬王坂の峠を通り過ぎ、本日最後のポイントとなる竜王岳へ山道を南西に向かう。山頂からの景色は、台風の影響で鞍馬寺の方向の見晴らしがよくなった。
 絶景を楽しんだあとは無事下山するのみ。トラブルなく全員下山。 16:00解散。
 スタッフはその後バス待ちの時間を利用をして、お団子屋さんでお菓子をつまみにビールでプチ反省会。その時、ヘリコプターの音と消防団員のあわてる姿、駆けつける何台もの消防車など。聞けば天ヶ岳で遭難とのこと。無事を祈るのみ。(M.I)
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