こちらは2012年度の活動記録です

「安全登山学校」
 第4回[第4コース/テーマ:山の地図]
120923_4 120923_5
左=ケーブル比叡駅を出発           右=山王院から浄土院への階段を下る
120923_1 120923_2
左=ミカエリソウ                     右=ツリフネソウ
120923_3 120923_6
左=オハラメアザミ                右=地図で確認しトレイルコースへ(椿堂の前で)
120923_7 120923_8
左=玉体杉                右=「せりあい地蔵」でコルと道の分岐を確認
120923_0
水井山の山頂で
120923_9 120923_10
左=地図と磁石で進む方向をチェック(横高山)    右=仰木峠
 今回は、もっとも基本的な技術のひとつといえる読図がテーマです。室内学習で下準備を行ない、確認すべき要素と地点を共有しての実践です。
 京都側と大津側からケーブル比叡駅に集合し、実施にあたってのポイントと注意を伝えて出発しました。道の分岐と接続状況、斜面の傾斜と等高線の描かれ方 などを参加者全員が目で確認して進みます。ガスに覆われていたため、山座同定はできませんでしたが、地図記号と実物で人工物のありかと位置関係などを学び ました。現在地の確認で、使える人工物はできるだけ使うことが有用との指摘もありました。道の両側には秋の花がいろいろ咲いています。玉体杉で昼食。残念ながら、小雨とガスで眺望はききませんでした。
 午後は、いよいよ地形を主に確認して歩きます。急斜面を70m登って横高山へ。ここで主尾根と支尾根の派生が地形図にどう描かれているか、コースを選ぶのに何が必要かなどをチェックしました。地図と磁石をどのように持てば扱い易いかなどもみんなでやってみます。ピーク・コル(鞍部)・尾根の形状と方向など、確認すべき要素が多いことも体験しました。
 トレイルコースの最高峰(三角点)、水井山で記念撮影をして主稜線を北へ。仰木峠から、山腹の道・尾根筋の道・谷筋の道を歩いて戸寺へ下山し、花尻橋まで行って解散しました。
 参加者からは、道のちょっとしたカーブが描かれていることに驚きの声が上がり、地図を読むことで現地の情報がかなりイメージできることに興味を持たれたようです。「地図はおもしろい」との反応に、担当としてよかったと感じています。内容が盛りだくさんだったため、帰着が予定より大幅に遅れたことをお詫び いたします。(Y.T)
120923_11
この日は「煙雨比叡の樹林」を感じながら歩く
《時間記録》9月23日
「ケーブル比叡」駅(9:55)〜浄土院(11:00)〜西塔(11:20〜11:30)〜玉体杉(12:20〜12:50)〜
横高山(13:05〜13:25)〜水井山(13:55〜14:05)〜仰木峠(15:10〜15:15)〜花尻橋(16:20)
〔〜戸寺(16:50)〕
→ Home

 
inserted by FC2 system