「安全登山学校」第3回(実習登山)は、前日の雷と強い雨からうってかわり、徐々に雲がとれ青空が広がりました。テーマは山の天気ですが、安定した夏空に、とくにレクチャーする項目はありません。ただ、風向と雲の変化は少しふれました。
集合場所の銀閣寺門前町から北白川と一乗寺の尾根を北上し、音羽川を渡って雲母坂をケーブル比叡駅までが今回のコースです。9回の中でもっとも標高差がある区間です。距離は約7キロ。オプションの大比叡まで登れば約9キロです。
梅雨末期の大雨で、コース上には何箇所か倒木が目につきましたが、特段問題になる状況ではありませんでした。昼食の掛橋までは比較的緩やかな道で、緑の鮮やかさと濃さに心が洗われます。トレイルランのグループやマウンテンバイクの人たちと頻繁に出合いました。
昼食後にストックの使い方を簡単に説明し、その直後に音羽川の本流を渡ります。ストックでバランスをとりながら、身体で動作を覚える機会になり、その後の雲母坂でも使われる方がありました。
急登に何度も休みながら、予定の時間にケーブル比叡駅へ着きました。解散後、希望者だけで比叡山頂駐車場から大比叡の三角点へ登りました。下の写真は、坂本側へ下山する途中の展望と道端に咲いていた花です。(Y.T) |